みなさんこんにちは。
新NISAが始まってから半年が経ちましたね。
年初は様子見していましたが制度開始から半年が経ったので、そろそろ具体的に新NISAで目指すポートフォリオに近づけていこうということで、この7月に1回目のリバランスを実施しました。
今回は7月に実施したリバランス内容をまとめました。
新NISAで目指すポートフォリオのイメージ
まずは新NISAで目指すポートフォリオの完成イメージについて。
以前アップした記事の【新NISAの使い方】私の投資戦略とポートフォリオで紹介したイメージをより詳しくしてみました。
口座 | 投資先 | 金額 (万円) | 比率 (%) |
---|---|---|---|
つみたて投資枠 | オールカントリー | 600 | 20 |
成長投資枠 | 日本高配当株 | 1200 | 40 |
特定口座 | 米国高配当ETF | 600 | 20 |
米国長期債ETF | 300 | 10 | |
自由(Jリート、成長株など) | 300 | 10 | |
合計 | 3000 | 100 |
金融資産3000万円を節目とした場合、入金額ベースでは上表の割合を目指していきます。実際には、ポートフォリオの各比率は評価損益も加味した時価で調整することになりますのであくまで目安にはなりますが。
全体感はこのような感じ。続いて各口座の投資先についての詳細です。
つみたて投資枠
つみたて投資枠はeMAXIS Slim全世界株式(通称:オルカン)1本に投資していきます。現在は特定口座でVOO、QQQ、VEA、VWOといったインデックス系のETFを保有していますが、これらはいずれ全て売却してインデックス投資の役割はオルカンに全て担ってもらうつもりです。
基本的に含み益のある資産を売却すると課税されるため、資産形成の効率上は不利に働きます。
ではなぜ売却するのかというと、理由は3つあります。
- 取り崩すとき楽だから
- 投資額が少額の内にポートフォリオをすっきりさせたい
- 過去の投資失敗による繰越損失がある
一番の理由は、インデックス投資が将来取り崩すためにあるからです。取り崩しをイメージしたとき、複数の投資商品からそれぞれどれだけ売却するか計算するのが面倒そうだなと感じました。
今は自分のために使える時間が多分にあって投資熱も高いのでそういった計算も苦になりませんが、20年、30年先は分かりません。投資金額もまだ少額ですし、いずれ売る資産は簡易化しておこうと考えました。
そしてもう一つの理由は、長期投資を始める前のやらかしによる繰越損失がまだ使えるからです。利益確定による課税を打ち消せるので、今のうちにデメリットを抑えて銘柄整理しておこうというわけです。
成長投資枠
続いて成長投資枠について。こちらは日本の高配当株で満額埋めていきます。
元々、インデックスと高配当株を同比率で保有していましたが、取り崩しを考えなくてよい高配当株投資の方が自分好みであり、比率を上げてポートフォリオの主力としていきます。
特定口座
特定口座では、米国高配当ETFや米長期債券ETFなどに投資していきます。
もともと通貨分散の意味合いもあり投資し始めた米国高配当ETFですが、ここ数年の円安トレンドに直面してドルのキャッシュフローがあるありがたみを痛感しています。
米国高配当ETFの比率は10%から20%に引き上げていくつもり。米長期債券ETFは東証上場の商品を使っていましたが、ドルの分配金を受け取れるTLTへ切り替えていきます。
その他には、その時々に思いついたアイデアへ自由に投資する自由投資枠をポートフォリオの10%程度設けており、今は以前から投資していた金や暗号資産のほか、今年になって投資し始めたJリートが該当します。
続いて、6月末時点のポートフォリオからどのように変化したのかをまとめます。
6月末時点のポートフォリオ
こちらがリバランス前の6月末時点のポートフォリオです。
インデックスの比率が高く、米国債券の比率が若干下がっていました。
よって、今回のリバランスではVOO、VEAなどの各インデックスETFを同じ比率で売り、返ってきたドルでVIG、HDV、SPYDとTLTを買い増しました。
リバランス後のポートフォリオはこちらです。
インデックスの割合が32%から24%へダウンした一方、米国高配当ETFの比率は11%から18%へ、米長期債券の比率は7%⇒10%へそれぞれアップしました。
今回のリバランスで米国高配当ETFはかなり目標の割合へ近づくことができました。
今後の方針
今後、リバランスはあと2~3回に分けてまた行っていく予定です。
リバランスで最も手数がかかるのはインデックス系ETFの売却であるため、代替資産のオルカンの積立が貯まっていくにつれて定期的に実施していこうと思います。
そのオルカンの積立額も今は毎月5万円ですが、一時的に引き上げようかと今シミュレーションを進めています。
今年の成長投資枠は特定口座で保有していた銘柄の移し替えもあって満額埋められるので、2024年の後半はつみたて投資枠を埋めにいく作戦を計画中です。9月の買い付け設定までまだ少し日があるのでもう少し考えたいと思います。
今回はそんな感じです。ではまた!
▼新NISAのよくある疑問について
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