みなさん、こんにちは。
8月も10日ほどが経ってしまいました。遅くなりましたが7月末時点の資産状況をまとめます。
7月は一転して円高株安が進んだため、ポートフォリオも少し被弾してしまいました。(8月の歴史的下落を思えばかすり傷だったのですが)
さて、それでは2024年7月末時点のポートフォリオを紹介します。
2024年7月末時点の資産状況
2024年7月末時点の金融資産額=12,717,924円
2024年6月末時点の金融資産額=12,730,103円
(前月比:-12,179円)
先月の振り返り
7月相場まとめ
- 【米株式市場】ハイテク株中心に下落、経済指標が市場予想を下回り長期金利低下
- 【日経平均株価】小幅下落
- 【日米の為替レート】160円から150円まで円高進む
- 【ゴールド】小幅上昇
米国の株式市場はNYダウが堅調だった一方、ハイテク株を中心に下落。日本市場は上昇を続けて7月11日にてっぺんをつけた後、三角形を描くように急降下。1%強の小幅下落で着地しました。
為替は一気に円高が進み160円から150円へ。円安株高から一転し円高株安の逆回転が始まり、ポートフォリオは入金額以上に資産が減少しました。
▼7月の配当金は別記事にまとめています
関連記事:受取配当金・分配金実績(2024年7月)
ポートフォリオの運用方針
ポートフォリオの核は株式、インデックスETFと高配当株の二刀流で運用しています。
ポートフォリオのマイルール
- インデックスと高配当株の比率=徐々に1:3へ
- インデックスETF(VOO,QQQ,VEA,VWO)=徐々にオルカンへ移行
- 米国債券10%以内
- ゴールド、暗号資産=徐々に構成比率を下げる
毎月の買い増し方法
- 積立合計額の目安=約20万円/月
- 新NISAつみたて投資枠=5万円(オルカン)
- 新NISA成長投資枠・その他=10万円
- 外貨買い付け=5万円分(米国高配当ETF)
7月に購入した銘柄
- eMAXIS Slim全世界株式
- VIG
- HDV
- SPYD
- TLT
- 村上開明堂(7292)
今月は先月入ってきた配当金を使って方針より少し多めの約23万円を投入。
新NISAのつみたて投資枠でオルカンを積み立てた他、特定口座で米国の配当系ETFを追加購入しました。新NISAの成長投資枠では、先月の予定通り村上開明堂(7292)を買い付けました。
また、今月は新NISAから半年経ったこともあり、ポートフォリオを点検し米国債を買い増すなどのリバランスを行っています。
関連記事:新NISA開始から半年経過!ポートフォリオのリバランス1回目
高配当銘柄の内訳
<米国>
- 【買い増し】VIG
- 【買い増し】HDV
- 【買い増し】SPYD
<日本>
- 日東富士製粉(2003)
- JACリクルートメント(2124)
- アルトナー(2163)
- あいHD(3076)
- 旭化成(3407)
- 朝日ネット(3834)
- 日本曹達(4041)
- 信越化学(4063)
- アステラス製薬(4503)
- アマダ(6113)
- 【NEW】村上開明堂(7292)
- 三井物産(8031)
- 三菱商事(8058)
- 三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)
- 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
- オリックス(8591)
- 三菱HCキャピタル(8593)
- KDDI(9433)
今月は村上開明堂を新規購入。詳しく見ていきます。
【今月購入した銘柄】村上開明堂(7292)
村上開明堂はデータが確認できた2010年から14期連続で減配無し、自己資本比率77%、営業利益率は7%ほどの3月決算銘柄です。
村上開明堂(2024年8月9日時点)
- 自動車用バックミラーの最大手。
- 株価:4,285円/PER:8.26/PBR:0.58
- 配当利回り(予想):4.20%
直近の決算
直近では25年第1四半期決算が発表されています。
24年第1四半期 (百万円) | 25年第1四半期 (百万円) | 前年増減率 (%) | |
---|---|---|---|
売上高 | 24,333 | 25,411 | 4.4 |
営業利益 | 1,734 | 1,764 | 1.7 |
経常利益 | 2,024 | 2,197 | 8.5 |
当期純利益 | 1,175 | 1,447 | 23.1 |
注目ポイント
- 売上は増加傾向
- 2024年期から無借金経営
- 流動・固定負債全額を現預金額が上回るキャッシュリッチ企業
- 純利益の伸びは為替調整によるもの
売上はこれまでほぼ横ばいでしたが2023年期は増加に転じています。大嶋電機製作所を買収・子会社化したことで約700億から900億へ、2024年期は1000億到達と伸びを見せています。ただ、今期は伸び鈍化でほぼ横ばい予想のようです。
また、財務状況は2024年3月期の貸借対照表によれば、負債の部全体が207億なのに対して現預金が432億あるというキャッシュリッチぶり。16億あった借入金も返済したので完全に無借金経営となっています。
来期の業績予想
第1四半期決算では業績予想の修正はありませんでした。25年期の決算はほぼ横ばい予想です。
24年3月期 (百万円) | 25年3月期予想 (百万円) | 前年増減率 (%) | |
---|---|---|---|
売上高 | 104,601 | 111,400 | 6.5 |
営業利益 | 8,336 | 8,400 | 0.1 |
経常利益 | 9,316 | 9,400 | 0.1 |
当期純利益 | 5,887 | 6,000 | 0.2 |
1株当たりの配当実績
続いて配当金の実績を見ていきます。
年度 | 1株配当 | 増配率 |
---|---|---|
2015年期 | 22.0円 | ― |
2016年期 | 26.0円 | 18.2% |
2017年期 | 32.0円 | 23.1% |
2018年期 | 36.0円 | 12.5% |
2019年期 | 44.0円 | 22.2% |
2020年期 | 48.0円 | 9.1% |
2021年期 | 50.0円 | 4.2% |
2022年期 | 55.0円 | 10.0% |
2023年期 | 84.0円 | 52.7% |
2024年期 | 160.0円 | 90.5% |
2025年期(予想) | 180.0円 | 12.5% |
注目ポイント
- 直近10年以上減配無し、連続増配
- 増配率はほぼ毎年二桁を記録
- 24年期時点の配当性向は32.4%で余力あり
直近10年以上減配はなく、24年期の増配率は90%とほぼ倍近い増配を発表していますが、配当性向は32%で全然無理のない水準です。配当方針に関して具体的な数値目標を打ち出していないのは残念ですが、財務状況はかなり安定していて直近の配当性向も高くありません。キャッシュも潤沢ですので、当面で減配は無さそうとみています。
最近の配当利回りは3%後半~4%前半を推移していて高配当株と呼べる水準にあります。業種が私のポートフォリオになかった輸送用機器なこともあり、セクター分散の観点からも投資妙味を感じポートフォリオの仲間入りを決めました。
今後の方針
今年の9月以降はつみたて投資枠の購入金額を5万円から10万円へ引き上げを決めました。
投資先がオルカンなのは変わらずですが、資金捻出のため代わりに成長投資枠の投資資金を10万円から5万円に引き下げます。新NISAの成長投資枠は特定口座の移し替えを含めると今年は全て埋められそうなので、つみたて投資枠を埋めていこうかな~という意図です。
最後に個別株についてですが、今月はあの歴史的大暴落の翌日に村上開明堂と三井物産をすでに買い増ししましたので、今月はもう静観しようと思っています。もう一段ショックがあるなら待機資金で出動を検討、横ばいや小幅な動きならそのまま静観、こんなスタンスで今は考えています。
購入を検討中の個別銘柄
最後に、ウォッチリストの中から過去の配当利回りなどを見て、購入タイミングが近そうな銘柄を紹介します。
- アクシーズ(1381)
- 明豊ファシリティワークス(1717)
- 日東富士製粉(2003)
- アルトナー(2163)
- CDS(2169)
- 雪印メグミルク(2270)
- キリンHD(2503)
- あいホールディングス(3076)
- 飯田GH(3291)
- 旭化成(3407)
- プロシップ(3763)
- 朝日ネット(3834)
- 王子ホールディングス(3861)
- ザ・パック(3950)
- 日本曹達(4041)
- 東ソー(4042)
- 武田薬品(4502)
- アステラス製薬(4503)
- エックスネット(4762)
- クミアイ化学(4996)
- アマダ(6113)
- 日本セラミック(6929)
- 全国保証(7164)
- 村上開明堂(7292)
- 中本パックス(7811)
- ニホンフラッシュ(7820)
- TAKARA&COMPANY(7921)
- 芙蓉総合リース(8424)
- 東京センチュリー(8439)
- ジャックス(8584)
- 遠州トラック(9057)
- センコーグループHD(9069)
- 日本電信電話(9432)
- 電源開発(9513)
- 蔵王産業(9986)
ウォッチリストから選抜し、配当利回りの推移などから買い時が近いと思われる銘柄です。売買の最終判断は、財務状況や直近のニュース、決算発表を確認してから行います。
参考にされる際、投資判断は自己責任でお願いいたします。
▼株価が自動更新される銘柄リストの作り方を紹介
関連記事:株価が自動更新される!エクセルを使った銘柄リストの作り方
▼先月時点のポートフォリオはこちら
関連記事:ポートフォリオ(2024年6月末時点)