サラリーマンを続けていると、少なからず「あっ…仕事辞めたい」って思うときありますよね。
- やりたくない業務を命じられたとき
- 理不尽にさらされたとき
- 行きたくない飲み会に連行されたとき
私も30歳手前で思い切って転職活動を開始。結果、市役所から民間企業の経理に転職しました。以前より自分に合った仕事ができるようになり、転職してよかったなぁとつくづく感じています。
もちろん転職にはリスクがあります。必ずしも良い結果になるとは限りませんが、転職活動はノーリスク。
しかもメリットはたくさんあったように思います。
今回は私が転職活動を通じて感じたメリットについてお話します。
視野が広がる
転職経験がない人は、今いる会社の常識しか知りません。
- 転勤がほとんどない
- 有給休暇がいきなり20日付与される
- 人事異動があると転職レベルで業務内容が変わる
- 住居手当の上限は28,000円などなど…
これらは市役所で働いていた頃の私の常識でした。
ですがいざ転職活動をしてみると、
- 転勤の可能性は当たり前にあったり
- 最初にもらえる有給休暇は10日だったり
- 借上社宅制度を使えば家賃負担は半額以下になったり
制度だけでも、かなり違う点があることに気付きました。 一つの組織で働き続けることが自分の中で当たり前になっていたら、外の世界との違いなんて真剣に調べることはしなかったでしょう。
転職活動をすると、他企業との比較で今いる組織の良さに改めて気付くきっかけができます。
外に目を向ける大切さを痛感しましたね。
転職活動をしてみて条件の良い所がなければ、今の仕事を辞めなくてもいいのです。
現状の自分にはどんな可能性があるのか知れた上、「自分の職場にはこんな良い所があったんだ」と、納得感を持って今の仕事と向き合あうことができるようにもなります。
もし転職できなくても
労力は無駄になりません。真剣に自分の経歴と向き合った分だけ、今の自分に足りないものが分かります。
希望する職種には何の資格が必要で、どんな実務経験があれば有利なのか今後のキャリアプランを考える助けとなります。
日頃の業務で前向きに取り組みたい点が具体的になり、今後の活動に生かせます。
私は転職活動をする際、転職エージェントを頼りました。良かった点は面談があって自分の悩みが相談できること。未経験から経理職への転職を目指す上でアドバイスをもらい、日商簿記2級も取得。実際、転職への助けとなりました。
転職活動は、周囲に言わなければバレません。うまくいかなければそのまま働き続ければよいのです。
外の世界と見比べてやっぱり転職したいと思うならば、うまくいかなくてもそれを糧にひっそりと水面下で動き続ければ職場と波風を立てることもありません。
失うものは自分の時間だけ。
ノーリスクなのに得られるものはかなり大きかったように思います。