判断に迷ったときに心の支えとなり、前向きになれる名言や格言。
その強いメッセージ性は芯を食っていて、事あるごとに励ましてもらっています。
今回は数ある投資の格言の中から、私が好きなベスト5を紹介します。
5位:命金に手をつけるな
命金とは生活資金のこと。このようなお金まで相場に突っ込んでしまうと、「絶対に減らしてはいけない」と焦り、かえって冷静な判断ができなくなることを戒めた言葉です。
相場に絶対はありません。もし損が出てしまえば生活に支障が出てしまいますね。
私は過去に大失敗して相場で大金を失っていますが、命金に手を付けなかったおかげで致命傷を負わずに済んだ経験があります。
投資は絶対に余裕資金で行いましょう。
ずっと肝に銘じている言葉で、反省の意味を込めて5位にランクインです。
4位:人の商い、うらやむべからず
他の投資家が大きな利益を出していても、それを自分の利益と比較してうらやんではならないという意味です。
簡単に外の情報が手に入る時代。他人の投資成績に振り回されてしまうのはSNSが普及した弊害ですね。
例えば、他人が暗号資産で大儲けしていても、自分の投資方針に合わないのなら手を出すことはおすすめしません。
他人につられてふらっと足を踏みいれた無知の領域では、大損することが多いからです。
SNSは有益な情報が手軽に得られる反面、自分への取り入れ方によっては毒にもなり得ます。
情報とは適度な距離感を保ちましょう。
「よそはよそ、うちはうち」です。
3位:頭と尻尾はくれてやれ
相場の値動きを魚に見立てた言葉ですね。
株式投資における理想的な売買は、底値で買って天井で売ること。ですが、これを毎回実践することは不可能です。
経験者なら身に染みているでしょうが、株価はいつが底値で天井かは後になってから分かること。ほどほどに安く買って高く売る利益確定で十分であることを忠告しています。
私は高配当株を拾うとき、最初から底値は狙っていません。
自分が欲しい銘柄が魅力的な価格帯まで落ちてきたら買い出動しています。 後から買値が底値でなかったことが分かっても、この格言を思い出して割り切るようにしています。
2位:辛抱する木に金がなる
辛抱強くこつこつ続ければ、いつか財産ができることを表したことわざです。
まさに長期投資のためにあるような言葉ですね。
「投資をやればお金が増える」ここだけ切り取ればとても華やかに見えますが、元本が少なければリターンも少なくなりがち。
資産形成の初期は、家計簿をつける、固定費を見直す、変動費の優先順位付けなど、地道に種銭作りに励むことになります。
結局、近道はなくてこつこつやるしかない。
毎月、地道に収入と支出の差額で株を買い進めていき、FIREできるほどの資産を築きたいものです。
この言葉は投資に限らず他の分野にも展開できそうですね。ブログであったり、資格の勉強であったり、日々の努力を応援してくれるすてきな言葉です。
1位:卵は一つのカゴに盛るな
卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落としたときに全ての卵が割れてしまう。投資商品は複数に分けて、リスクを分散させた方がよいという教えです。
分散投資については、世界的な投資家の一人ウォーレン・バフェットがこのような言葉を残しています。
「分散投資は無知に対するヘッジだ。
自分で何をやっているかわかっているものにとって、分散投資はほとんど意味がない」
ウォーレン・バフェット
分散投資の代表ともいえるインデックス投資は、投資対象に高パフォーマンスの銘柄も低パフォーマンスの銘柄も含まれます。バフェット氏のように優良銘柄だけを選別できるなら、インデックス投資を上回る投資成績を残すことも可能でしょう。
でもそんなことできるなら、今サラリーマンやっていないですよね。だから、私はこのバフェット氏の言葉は裏返してこう受け取ることにしています。
平凡なサラリーマン投資家にとって、分散は非常に有効な投資手段。
今回ランクインした言葉は、長期投資の心構えを指したものが多くなりました。 投資に関する格言はまだまだたくさんありますので、ぜひ自分の好きな言葉を見つけてくださいね。
迷い立ち止まった時、きっと心の支えになるはずです。