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簿記3級は転職に有利?【元公務員の経理部員が解説】

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簿記
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こんな方に向けた記事です

簿記は転職に有利って聞くけど3級でも大丈夫?

簿記3級に合格した!何の役に立つのか知りたい!

結論:日商簿記3級だけで転職を有利にするには力不足です。

本記事では、簿記3級の生かし方について解説します。

この記事を書いている人

現役の経理部員

元市役所職員で未経験から経理へ転職

転職活動をきっかけに日商簿記2級を取得

簿記3級が転職に有利とはいえない理由

簿記3級が転職に有利とはいえない理由は2つあります。

【理由①】知識レベルが足りない

簿記3級の勉強範囲は、ビジネスにおける基本知識とされています。

簿記の入り口、一般教養としての印象が強いためアピールポイントになりません。

簿記3級のレベル

業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。

基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

引用:日本商工会議所Webサイト

【理由②】取得している人が多い

簿記3級は、他の転職者と差をつけるには、希少性の観点で物足りなさがあります。

  • 商業高校や大学の経済系学部などで取得を授業の一環としている
  • 毎年統一試験で4万人~10万人が合格している

3級受験者データ(統一試験)

受験者数(申込者数)実受験者数合格者数合格率
163(2023.2.26)37,493名31,556名11,516名36.5%
162(2022.11.20)39,055名32,422名9,786名30.2%
161(2022.6.12)43,723名36,654名16,770名45.8%
160(2022.2.27)52,649名44,218名22,512名50.9%
159(2021.11.21)58,025名49,095名13,296名27.1%
158(2021.6.13)58,070名49,313名14,252名28.9%
157(2021.2.28)70,748名59,747名40,129名67.2%
156(2020.11.15)77,064名64,655名30,654名47.4%
155(2020.6.14)中止中止中止中止
154(2020.2.23)100,690名76,896名37,744名49.1%
引用:日本商工会議所Webサイト

ポイント

多くの合格者がいる⇒差別化にならない

私は大学時代に簿記3級を取得。転職を始めたときは2級未所持でしたが、有利にはなりませんでした。

簿記3級の生かし方

次に簿記3級の生かし方を紹介していきます。

やる気がアピールできる

面接でやる気を見せるにしても、資格を取っている場合は発言の説得力が変わってきます。

  • 資格のない応募者「やる気は負けません!未経験ですが勉強して頑張ります」
  • 簿記3級を持つ応募者「御社の募集職種で活躍するために簿記が必要だと感じましたので、勉強して先週合格しました。業務上、足りない知識は入社後も勉強して補っていきます」

面接官はどちらを採用したいと思うでしょうか。

未経験職種への応募で前向きな姿勢をアピールしているのですが、「資格を取るために勉強した」という行動を伴っている方がはるかに熱意を伝えられます。

業務経験や他のスキルと掛け算する

もし応募職種に似た業務経験や、他に資格を持っているなら組み合わせてみましょう。

単独では有利に働かすことは難しくても、他の武器と掛け算することで力を発揮します。

私は市職員時代に携わった予算・決算関係の業務経験を好感されました。

アピール方法は、その人の状況や応募職種によって変わります。

実際に転職戦略を練るときは、ぜひプロである転職エージェントの力を借りましょう。

私が公務員から民間企業の経理へ転職したときに利用した転職エージェントの一つはMS-Japan

MS-Japanは経理・財務、人事・総務、法務など管理部門や士業に特化した転職エージェントです。

無料でアドバイザーにキャリア相談ができ、簿記取得後の次の一手として、管理部門への転職を考えているなら登録してみるのがおすすめです。

私が簿記2級の取得を決意したのも、面談で勧められたことがきっかけです。

転職を有利にするなら簿記2級以上を目指そう

簿記の資格を転職に生かすなら、簿記2級以上の取得がおすすめです。

転職活動をしていると実感することですが、応募条件には「日商簿記2級以上」と併記してある求人が多くあります。

経理の求人には「未経験可」と書いてあっても、「簿記2級以上」と併記されていることが少なくありませんでした。

簿記2級の取得は採用選考時に評価されるだけでなく、応募できる求人数を増やすという面でも効果を発揮します。

関連記事:公務員から経理へ転職したいなら簿記2級を取得しよう

簿記2級に合格するには

簿記2級を取得するには独学と資格スクールを利用する2つの方法があります。

私がおすすめするのは資格スクールの利用。

なぜなら、社会人はとても忙しいから。

働きながら、転職活動をしながら、資格の勉強をするのは時間と体力を考えると大変です。

資格スクールにも、通学とオンラインの2タイプがありますが、私が利用したのはオンラインで勉強できるクレアール

オンラインスクールのメリット

好きな時間を有効活用してマイペースに勉強できる

合格に必要な要点を絞った講義動画を視聴できる

講義は倍速で視聴でき時短できる

忙しい社会人はスクールを利用して効率よく勉強しましょう。

資料請求すると、無料で講義のサンプルDVDがもらえます。オンライン講義が自分に合っているか、資料請求で試してみるのがよいでしょう。

まとめ:簿記3級だけでは有利にならない

簿記3級は、ビジネスの一般教養としての印象が強く合格者も多いため、単体で転職を有利に進められるほどのインパクトはありません。

簿記3級の生かし方

やる気のアピールに使う

業務経験や他のスキルと組み合わせる

簿記2級へ発展させる

この中で私のおすすめは簿記2級へレベルアップさせること。

やる気をアピールするにも、業務経験や他のスキルと組み合わせるにも、3級より2級の方が効果的だからです。

忙しい社会人が簿記2級を勉強するならクレアールの利用がおすすめです。

簿記は企業からとても人気のある資格です。

簿記3級はそのスタートライン。ぜひ2級の取得も目指してみてください。

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