みなさん、こんにちは。
9月は自民党総裁選があり、株式市場も大きな影響を受けましたね。
結果はご存じの通り石破茂氏に決まったんですが、翌日の9月末に日経平均株価は一時的に2000円超の下落を記録。高市氏の勝利を織り込んで上昇していた分が帳消しとなりました。
勝手に期待して上昇し、思っていたのと違えばドカンと下げる…
改めて、株式市場は一つ一つの材料に対して敏感で、個人にとって予測不能の存在で、なんて上下に振れやすいんだろうと実感しました。長期投資をする上で短期の動きはノイズ。穏やかに投資を続けるために、肝に銘じておきたいですね。
さて、それでは2024年9月末時点のポートフォリオを紹介します。
2024年9月末時点の資産状況
2024年9月末時点の金融資産額=12,933,764円
2024年8月末時点の金融資産額=12,752,157円
(前月比:+181,607円)
先月の振り返り
9月相場まとめ
- 【米株式市場】FRBが0.5%の利下げを実施。NYダウは最高値更新
- 【日経平均株価】中旬から上昇転換するも石破ショックが襲い株安
- 【日米の為替レート】146円から143円へ円高進む
- 【債券】米国は利下げ実施、日本は追加利上げ観測が後退
日米の株式市場は月初に押し目を作った後、回復基調。NYダウは最高値を更新しましたが、日本市場は月末に石破ショックが襲い最終的には1.88%安で引けました。
また、日米の為替レートはFRBが0.5%の大幅利下げを実施する直前に一時139円まで円高が進みました。
ポートフォリオは結果的に約18万円増のプラスで引けましたが、入金額を考慮すると今月も実質はマイナス。月末の株安が響きましたね。
▼9月の配当金は別記事にまとめています
関連記事:受取配当金・分配金実績(2024年9月)
ポートフォリオの運用方針
ポートフォリオの核は株式、インデックスETFと高配当株の二刀流で運用しています。
ポートフォリオのマイルール
- インデックスと高配当株の比率=徐々に1:3へ
- インデックスETF(VOO,QQQ,VEA,VWO)=徐々にオルカンへ移行
- 米国債券10%以内
- ゴールド、暗号資産=徐々に構成比率を下げる
毎月の買い増し方法
- 積立合計額の目安=約20万円/月
- 新NISAつみたて投資枠=5万円(オルカン)
- 新NISA成長投資枠・その他=10万円
- 外貨買い付け=5万円分(米国高配当ETF)
9月に購入した銘柄
- eMAXIS Slim全世界株式
- HDV
- SPYD
- 明豊ファシリティワークス(1717)
今月は予定オーバーして30万円超を追加投資。
新NISAつみたて投資枠でオルカン積立、特定口座で米国の配当系ETFを追加購入しました。新NISAの成長投資枠では、新規銘柄の明豊ファシリティワークス(1717)を買い付けました。
高配当銘柄の内訳
<米国>
- VIG
- 【買い増し】HDV
- 【買い増し】SPYD
<日本>
- 【NEW】明豊ファシリティワークス(1717)
- 日東富士製粉(2003)
- JACリクルートメント(2124)
- アルトナー(2163)
- あいHD(3076)
- 旭化成(3407)
- 朝日ネット(3834)
- 日本曹達(4041)
- 信越化学(4063)
- アステラス製薬(4503)
- アマダ(6113)
- 村上開明堂(7292)
- 三井物産(8031)
- 三菱商事(8058)
- 三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)
- 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
- オリックス(8591)
- 三菱HCキャピタル(8593)
- KDDI(9433)
今回は、新規購入した明豊ファシリティワークス(1717)について詳しく見ていきます。
【新規銘柄】明豊ファシリティワークス(1717)
明豊ファシリティワークスは2010年から14期連続で減配無し、自己資本比率69%、営業利益率20%を誇る3月決算銘柄です。
明豊ファシリティワークス(2024年10月11日時点)
- 事務所や工場、学校などの建設・移転を支援するコンストラクションマネジメント事業を手掛ける。
- 株価:900円/PER:13.05/PBR:2.16
- 配当利回り(予想):4.22%
直近の決算
直近では25年第1四半期決算が発表されています。
24年第1四半期 (百万円) | 25年第1四半期 (百万円) | 前年増減率 (%) | |
---|---|---|---|
売上高 | 997 | 1,245 | 24.9 |
営業利益 | 113 | 299 | 163.1 |
経常利益 | 114 | 299 | 161.3 |
当期純利益 | 79 | 219 | 176.8 |
注目ポイント
- 売上は増加傾向
- 営業利益率20%超
- 主力事業の好調により1Q時点で利益倍増
売上は2020年期ごろから横ばいが続いていましたが2023年期から増加に転じています。今期の第1四半期時点では、主力事業のCM(コンストラクションマネジメント)が好調で各利益は過去最高益を達成。
また、2024年3月期の貸借対照表によれば、負債の部全体で22億なのに対して流動資産は58億で財務状況も健全です。
来期の業績予想
第1四半期決算では業績予想の修正はありませんでした。25年期の決算はほぼ横ばい予想です。
24年3月期 (百万円) | 25年3月期予想 (百万円) | 前年増減率 (%) | |
---|---|---|---|
売上高 | 2409 | 2,430 | 0.6 |
営業利益 | 545 | 555 | 2.0 |
経常利益 | 546 | 555 | 1.8 |
当期純利益 | 402 | 407 | 1.2 |
1株当たりの配当実績
続いて配当金の実績を見ていきます。
年度 | 1株配当 | 増配率 |
---|---|---|
2015年期 | 8.5 | - |
2016年期 | 10.0 | 17.65% |
2017年期 | 12.5 | 25.00% |
2018年期 | 13.0 | 4.00% |
2019年期 | 21.0 | 61.54% |
2020年期 | 21.5 | 2.38% |
2021年期 | 26.0 | 20.93% |
2022年期 | 28.0 | 7.69% |
2023年期 | 31.5 | 12.50% |
2024年期 | 37.5 | 19.05% |
2025年期(予想) | 38.0 | - |
注目ポイント
- 11期連続増配中
- 平均増配率は17.2%
- 24年期時点の配当性向は32.4%で余力あり
配当実績は11期連続増配中、直近の配当性向は55%程度です。発表されている配当方針によれば、赤字となった場合を除き1株当たりの配当金の下限を38円、配当性向は55%を目安にするとのこと。とりあえず1Qの業績は順調ですし2025年期も増配継続で最低でも38円は出してくれると期待しています。
業績堅調、財務良好にもかかわらず最近の配当利回りは4.5%程度で推移していて利回りは高め。建設業の銘柄を持っていませんでしたしポートフォリオの仲間入りを決めました。
配当は3月期末のみの一括配当です。私は気づかず9月の配当取りを狙いつつ買うという凡ミスをしてしまいました。もし購入検討されるならお気をつけください。
今後の方針
毎月の予定通り、オルカン積立と米国ETFの外貨購入は継続。
成長投資枠は、9月で約10万円も入金額をオーバーしているので基本はおとなしく様子見。チャンスが来れば少額買いを検討する程度のつもりです。
購入を検討中の個別銘柄
最後に、ウォッチリストの中から過去の配当利回りなどを見て、購入タイミングが近そうな銘柄を紹介します。
- アクシーズ(1381)
- INPEX(1605)
- 明豊ファシリティワークス(1717)
- ライト工業(1926)
- 日東富士製粉(2003)
- アルトナー(2163)
- CDS(2169)
- 雪印メグミルク(2270)
- プラネット(2391)
- あいホールディングス(3076)
- 宮地エンジニアリング(3431)
- 朝日ネット(3834)
- 王子ホールディングス(3861)
- ザ・パック(3950)
- 日本曹達(4041)
- アステラス製薬(4503)
- エックスネット(4762)
- アマダ(6113)
- 日本セラミック(6929)
- 全国保証(7164)
- 村上開明堂(7292)
- 中本パックス(7811)
- パラマウントベッド(7817)
- ニホンフラッシュ(7820)
- TAKARA&COMPANY(7921)
- 芙蓉総合リース(8424)
- 東京センチュリー(8439)
- ジャックス(8584)
- 遠州トラック(9057)
- アジア航測(9233)
- 日本電信電話(9432)
- 蔵王産業(9986)
ウォッチリストから選抜し、配当利回りの推移などから買い時が近いと思われる銘柄です。売買の最終判断は、財務状況や直近のニュース、決算発表を確認してから行います。
参考にされる際、投資判断は自己責任でお願いいたします。
▼株価が自動更新される銘柄リストの作り方を紹介
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