よし、今年は資格を取るぞ!って
新年は、なんかこう、やる気がみなぎってチャレンジ精神が湧いてきませんか?
私も今年はファイナンシャルプランナーの資格を取りたいと思っていて、年始からぼちぼち取り組んでいるのですが、
ふと「机に向かえるようになったのなんでなんやろ?」って思うことがあるんです。
勉強は好きか嫌いかと言われれば「嫌い寄りの嫌い」。高校時代の授業中はしょっちゅう居眠りしていましたし、学校へは部活を楽しみに登校していましたし。
就職してからもそんな調子で勉強とは無縁。プライベートは目いっぱいダラダラしたり、遊んだりする時間なんだと決め込んでいました。
でも投資や転職を経験して、関連していろんなことを学んでいるうちに、いつからか心変わりしていることに気付いたんです。勉強は一概に退屈なわけでもないなって。
勉強は強制されると楽しくない
そもそも、子どもの頃はどうして勉強を退屈に感じていたのか振り返ると、分岐点は強制されていたかどうかにあったと思うんです。
宿題に始まり、テスト勉強、受験、レポートの提出。強制されながらやってきたことってたくさんありましたよね?
私の場合、これらはどれも自分から望んで取り組んだわけではありませんでした。親や教師、教授、自分より偉い人が指示してくるから言われた通りにしていただけで。
入学と卒業という人生の各ステージを通過するために必要だったから、例え興味がなくても生き物の生態を観察したり、歴史的な出来事の年号を覚えたり。
そういった勉強に不満を募らせドロップアウトすることはなかったですが、「勉強は面倒でおもしろくない」という思いは人一倍育ちました。
自分の糧になっている実感を得ないままにやらされ続けることが、どうにも苦痛だったんです。
社会に出ると尻を叩いてくれる人はいなくなった
でも就職した途端、「勉強しろ」と言ってくれる人は急にいなくなりました。
すると、どうなったか。
これ幸いと、なんにも勉強しなくなったんです。市役所に入職できたこともあって、「このまま仕事をまじめにやっていれば、もう食いっぱぐれることもない」という過信も生まれました。
待っていたのはスキルアップと無縁の生活です。
でも、、、
就職から数年が経ち、市役所で働き続ける人生設計に少しずつ疑問を抱き始めるようになって、学生時代ぶりに私は机に向かう決心をしました。
みすみす貴重なプライベートを「退屈な勉強」に充てるなんて正気の沙汰ではなかったはず。でもそのときは一時の感情より、市役所でこのまま働いていて大丈夫なのかという将来への「危機感」と、稼ぐ力を身に付けて働き方を自分でデザインしたいという「願望」が勝ったのです。
私がようやく自己投資の世界へ足を踏み入れることができた瞬間です。
▼市役所で働くことへの心境の変化について
関連記事:市役所職員を安定と思わなくなった理由
自分から始める勉強は楽しい
市役所にしがみつく人生から逃れたいという危機感。自分の人的資本を高めたいという願望。
この2つの思いに突き動かされ、取り組んだのは日商簿記2級。
自ら進んで始めた勉強は、やっぱりめんどくさくはあるものの、けして退屈ではありませんでした。
なぜなら、
- 間違いなく自分の為になるという確信があった(為になる分野を自分で選んだ)
- 資格を取得した自分の姿を想像したら今より明るい未来に進んでいるイメージがわいた
から。
今回、ファイナンシャルプランナーに興味を持った理由にしたって、将来FIREするにあたって自分のライフプランニングくらい自分で組んでみたいという願望に突き動かされたから。
もしかしたら、資格を取ったくらいでは実生活に生かせるほどのレベルに到達できないのかもしれません。結局、本職の方にライフプランニングをお願いするのかもしれません。
でも、例えそうなったとしても、少なくとも要点を絞った相談ができるでしょうし、もらった回答に対する理解力だって上がっているはず。
それになにより、せっかく芽生えた自分の学びたいというモチベーションを、何もせずに風化させてしまうより形に変えていきたいって思うんです。
今、学びたいことはありますか?
あなたには今、何か学びたいことはありますか?
もしあるのなら、その気持ちに蓋をしないでぜひ勢いそのままにチャレンジしてみてほしいなって思います。
確かに勉強はめんどくさい。でもけっして退屈ではありません。だって、勉強を面白くするのに必要な「学んでみたい」という気持ちは持っているから。
あの人みたいになりたい、あんな生活が送れるようになりたい。
その願望を叶えるために必要な勉強は、このご時世、調べれば出てきます。
自分の為になる勉強を見つけたら、あとはもう動き出すだけ。大人になったあなたのお尻をたたいてくれる人はもういないんです。
思い立ったが吉日。
いつやるか?今でしょ!
▼時間がないけど勉強したいサラリーマンへ
関連記事:忙しい社会人が勉強しやすい時間帯ランキングベスト5